営業マンに「何を聞けばいいかわからない」という人へ
不動産を買う。
家を建てる。
投資用物件を購入する。
リフォームをする。
こういう大きな決断をするとき、
「営業マンの話は聞いたけれど、結局何を質問すればいいのかわからない」
という方がたくさんいます。
そこで今回は、
「営業マンに必ず聞いてほしい質問」
をお話しします。
私は不動産の仕事をしていますが、これは不動産営業マンだけではありません。
建築会社。
金融機関。
リフォーム会社。
投資商品の営業。
いろいろな専門家に使える質問です。
まず最初に聞いてほしい質問
それは、
「あなたが私の立場だったら、これを買いますか?」
です。
非常にシンプルですが、私はかなり重要な質問だと思っています。
そして、ここで終わらないでください。
続けて、
「買わないとしたら、なぜですか?」
と聞いてください。
この質問をすると、その人が何を見ているのかが分かります。
営業マンが、
「もちろん買いますよ!」
だけで終わるのか。
それとも、
「私だったら、ここは少し気になります」
「この価格なら検討しますが、この条件なら見送ります」
「このエリアは将来の人口を考えると注意が必要です」
など、具体的な話をしてくれるのか。
ここは大きな違いです。
次に聞いてほしい質問
「この物件の一番大きなリスクは何ですか?」
です。
営業マンは、基本的に物件の良いところを説明します。
駅から近い。
利回りが高い。
設備が新しい。
将来性がある。
人気のエリア。
もちろん、それは大切です。
でも、
良いところだけ見て購入するのは危険です。
例えば投資物件なら、
「空室が続いたら?」
「家賃が下がったら?」
「大規模修繕が必要になったら?」
「金利が上がったら?」
「売却するときに買い手がつかなかったら?」
というリスクがあります。
住宅なら、
「将来売却するときは?」
「修繕費は?」
「災害リスクは?」
「周辺環境が変わる可能性は?」
などがあります。
だから、
「最大のリスクは何ですか?」
と聞いてください。
さらに聞いてほしい質問
「この計画が失敗するとしたら、どこで失敗しますか?」
これは非常におすすめです。
例えば、
「家賃収入でローンを返していく計画です」
と言われたとします。
では、
「どのくらい家賃が下がったら赤字になりますか?」
「空室が何か月続いたら厳しくなりますか?」
「金利が何%になったら返済が苦しくなりますか?」
と聞いてみる。
つまり、
「うまくいく場合」だけではなく、「うまくいかなかった場合」を考える
ということです。
投資でも住宅購入でも、人生でも、
「最悪の場合を考える」
ことは決して悲観的なことではありません。
むしろ、安心して決断するために必要なことです。
「10年後はどうなっていますか?」
これも重要です。
営業マンの説明は、現在の話が中心になりがちです。
「今の家賃」
「今の価格」
「今の金利」
「今の需要」
でも、不動産は長期で考えるものです。
だから、
「10年後、この物件はどうなっていると思いますか?」
と聞いてください。
さらに、
「20年後は?」
「その頃の家賃は?」
「修繕費は?」
「売却するとしたら?」
と聞いてみる。
未来のことは誰にも断言できません。
だからこそ、
「どういう前提でその未来を予測しているのか」
を聞くことが大切です。
「他に選択肢はありませんか?」
これも必ず聞いてほしい質問です。
例えば、
「この土地は売るしかない」
と言われた。
本当にそうでしょうか?
売る。
貸す。
建て替える。
リノベーションする。
事業に使う。
第三者と共同で活用する。
いろいろな方法があるかもしれません。
もちろん、すべての選択肢が現実的とは限りません。
でも、
最初から一つの答えに決めてしまわない
ことが大切です。
そして、一番重要な質問
私は、
「今回はやめた方がいい理由はありますか?」
と聞いてみることをおすすめします。
営業マンからすると、少し答えにくい質問です。
でも、ここで、
「ありません」
だけではなく、
「実はこの点は注意してください」
「この条件なら見送った方がいいです」
と言える人なら、私は信頼できると思います。
良い営業マンは「売る人」ではない
私は、
良い営業マン=たくさん売る人
だとは思っていません。
本当に良い営業マンは、
「この人には今、買う必要がない」
と思ったら、それを伝えられる人だと思っています。
「今は建てない方がいい」
「この借入は無理しない方がいい」
「この物件はおすすめしない」
「一度、家族と相談してください」
と言える。
それは、営業としては勇気がいることです。
でも、お客様からすれば、とても大切なことです。
最後に、質問する側にも責任があります
ここまで営業マンへの質問を紹介しましたが、
「質問したから大丈夫」
ということではありません。
説明を聞いたら、自分でも確認してください。
数字は計算する。
契約書を見る。
周辺相場を見る。
他社にも聞く。
必要なら専門家に相談する。
そして、
「自分は何のために、この不動産を買うのか?」
を忘れないことです。
不動産は目的ではありません。
人生や事業を実現するための手段です。
「買うこと」そのものが目的になってしまうと、判断を間違えることがあります。
だから、
営業マンに質問することは、営業マンを疑うためではありません。
自分自身が納得して決断するためです。
次回は、
「自分自身で確認しておくべきポイント」
についてお話しします。
専門家に聞くだけではなく、
自分で最低限ここまで確認してほしい
というポイントを具体的にお話しします。
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